副業ではなくサラリーマンを辞めて独立起業(いわゆる脱サラ)を考える方も増えてきています。
希望退職で退職金もらって、それを元手に起業するとか、元手がない人でも始めやすい時代になってきてるのかもしれません。
サラリーマンと独立起業ですが、どちらにもメリット、デメリットがあり、どちらかを選ぶということはどちらかを捨てることになります。
サラリーマンのメリット
- 毎月安定した収入が得られる
- 定年になれば退職金がもらえる(退職金規定がある会社の場合)
- 雇用保険(失業保険)がある
- 社会保険料を会社が半分負担してくれる
- 配偶者の国民年金保険料を無料にできる
- 交通費などの経費を会社に払ってもらえる
- 住宅ローンが組みやすい
- 毎週休みがとれる(たいてい土日祝)
サラリーマンのデメリット
- 能力が高く仕事をバリバリこなしてもそのままの評価が収入に反映されづらい
- 出勤、退勤、休憩などの時間が決められている
- 嫌な仕事でもやらないといけない
- 人間関係でもめても相手が上司であれば逆らえない
独立起業のメリット
- 自由に好きなことを好きな時間にできる
- やったらやった分だけ自分の収入にできる
- 嫌な上司がいない
独立起業のデメリット
- 収入が不安定
- 事業を失敗したらそのまま跳ね返ってくるので借金を抱える危険性がある
- 社会保険料を全額自己負担しないといけない
- 経費を全額自己負担しないといけない
- 定年がなく退職金もない
サラリーマンのメリットとして大きいのは何と言っても収入の安定でしょう。
逆に、独立起業のデメリットで一番大きいのが収入の不安定さです。独立起業したいと考えていても結局サラリーマンのままで居続ける人のほとんどがここで躓いています。
独立起業のメリットとして大きいのは自由です。会社に縛られない解放感はたまりません。
逆に、サラリーマンは縛られている上に理不尽なことを言われても逆らえない、どれだけ嫌な上司にでも従って仕事をしなければいけない。また、会社の業績悪化と共に給料やボーナスがカットされる可能性もあります。
上場企業でも倒産する可能性があり、年金も確実にもらえるかわからない、そんな時代ですから、サラリーマンだから安泰なんて言えなくなっているのです。
でも、だからといって、いきなり独立起業というのはさすがに早ガッテン過ぎます。
先程ご紹介したように独立起業には収入が不安定というデメリットがありますから、今月100万でも翌月は0、200万売上ても経費で190万で収入10万という例もよくあります。
いきなり収入0になったら困りますよね?
ですので、独立起業したい場合でもサラリーマンを辞めずに収入の安定というメリットがとれる副業から始めるのが良いのです。
そして、副業での収入が何年も安定してきた頃にサラリーマンを辞めて独立起業する。
全く何もしないままだといつまで経っても独立起業なんてできませんが、副業という形でも少しずつノウハウを掴んでいけば可能になりますので。
ちなみに、サラリーマンがしんどいから、人間関係が嫌だからという理由で独立起業を目指すのは論外ですのでやめましょう。絶対にうまくいきませんからね。